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柔らかで仄かな光の空間に日本画だけが浮かび上がる。山種美術館

2009年10月、以前の2倍のスケールを有した新・山種美術館がリニューアル開館する。長い長方形の企画展示室(但し、企画展の内容により仮設壁が設置されます)は、白い廊下のように奥へと伸びる壁面展示ケースが印象的。大型の作品をゆったりと置ける空間どりになっている。
米問屋の奉公人から身を立て、山種証券を築いた山﨑種二氏は、親交のあった横山大観から「世のためになることをやってはどうか」と助言され、1966年、日本初の日本画専門美術館として日本橋兜町に山種美術館を開いた。以降、三番町を経て今回が2度目の移転となるが「美術を通じて社会に貢献する」という理念は、変わらず継承されている。

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