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その作品のためだけの光と空間を創り出す、最高水準の展示環境を実現 根津美術館

1941年の開館以来、日本・東洋の優れた美術品を目にすることができる貴重な場として、また、広大な日本庭園を有する都会のオアシスとして、多くの人に親しまれてきた根津美術館が、3年半にわたる長期改装期間を経て、2009年10月7日いよいよ再開する。
建築家隈研吾氏が設計を担当した新しい根津美術館は、庭園の緑や作品がより一層映えるよう、空間や展示ケース、照明にさまざまな工夫が凝らしてある。
まず、館内に一歩足を踏み入れると、ガラス張りの開放的な空間が広がる。庭園を背に展示している仏頭の展示台は、免震装置の上に足元をふさがない四本足のデザインを採用。庭を眺めるのに、できるだけ視界をさえぎらない配慮がなされている。

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