ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.18 > 八角形の宇宙が出迎える方位除信仰の世界 寒川神社 方徳資料館

その作品のためだけの光と空間を創り出す、最高水準の展示環境を実現 根津美術館

方徳資料館は寒川神社の敷地に、方位除信仰をテーマにした資料館として、2009年8月に開館した。
館内には、森羅万象を説く古代哲学として中国から伝承された陰陽五行思想に始まり、陰陽思想に基づいて暦・時・天文・占いの編纂を担当した陰陽寮(律令時代の行政機関)、高名な陰陽師である安部清明、方位を司る四神や天文図・十二支が描かれたキトラ古墳など、方位除信仰に関する資料が数多く収集・展示・解説されている。
また、武田信玄が必勝祈願のため寒川神社に奉納した国指定重要美術品の兜や、「からくり半蔵」で有名な細川半蔵の作で唯一現存する三極通儀(天文観測用の機器)も展示されている。

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