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ゴシック様式の趣をそのままに新たな情報発信基地が誕生 ハリス理化学館同志社ギャラリー

京都市内の中心地、京都御所の北側に面する同志社大学今出川キャンパス。この地に1890(明治23)年に建てられ、重要文化財に指定されている「ハリス理化学館」がリニューアルされ、2013年11月29日に同志社ギャラリーがオープンした。

同志社の創立者である新島襄の志と同志社の歴史、さらには京都の歴史・文化などを資料で紹介する展示施設である。

もともとキャンパス内には、新島襄の書簡やノート、演説草稿などの遺品類、それに同志社関係資料を加えた約6,000点もの資料を収蔵している新島遺品庫がある。これら貴重な資料は大切に保存・管理され、研究に活用され、閲覧はされてきたが、広く世に発信する機会には恵まれなかった。それが近年、今出川キャンパス整備事業の一環で、ハリス理化学館の新たな活用方法が検討され、同志社ギャラリーが設立されることになったのである。

第1回企画展は、オープニングにふさわしく「新島襄と八重」。ハリス理化学館同志社ギャラリーはイギリス・ゴシック様式の趣をそのまま継承しながら、同時に、京都における新しい情報発信の拠点として、その記念すべき第一歩を踏み出した。

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