HOME > ミュージアムレポート > VOL.29 > 既存の建物を継承しながら、新たな展示環境を創出 春日大社国宝殿
2016年10月1日、旧春日大社宝物殿が「春日大社国宝殿」として新装開館した。
春日大社では768(神護景雲2)年に創建して以来、およそ20年に一度「式年造替(しきねんぞうたい)」とよばれる社殿の建て替えや修繕を行っており、2016年の式年造替は60回目の節目にあたる。
第60次式年造替記念事業のひとつとして、宝物殿(谷口吉郎氏設計1973年竣工)の耐震改築および増築リニューアル工事が実施され、収蔵展示環境を一新した。また、新装にあわせて館の名称も宝物殿から国宝殿へと改めた。