ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.35 > 地鉄や刃文を際だたせるための照明と展示ケースの妙 堺市博物館

ケースで最も重要なのは、ケースの存在感を感じさせず、作品を直に見ているようなリアル感を出すこと。絵巻や古文書などを展示する覗きケースも例外ではない。奥と手前の両サイドにLED照明を設置し、一見しただけで筆のタッチや小さな文字までが目に飛び込んでくる見せ方を叶えた。

写真を見ると、横に長い1台のケースのように見えるが、実は2台の覗きケースを連結している。こうすることで長巻物や連作などの作品を展示できる。もちろん、連結を解いて別々のケースとして使用することも可能だ。

Museum data
〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁大仙公園内
堺市博物館
ウェブサイト http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/

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