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間接照明のやわらかい光が室内に明るく降り注ぐ

2020年4月、足立美術館では開館50周年の記念事業として、魯山人館がオープンした。足立美術館は横山大観のコレクションと、世界的に評価の高い日本庭園で有名だが、その一方で、北大路魯山人のコレクションも非常に充実しており、所蔵する作品は約400点にも及ぶ。従来、このうち50点ほどを陶芸館・北大路魯山人室に展示していたが、魯山人の作品は来館者の人気が高く、独立した建物を新築して、専門に展示するに至った。

北大路魯山人は書や篆刻をはじめ、陶器や絵画など、その作品は多岐にわたる。また、料理も芸術の一つとしてとらえ、陶器はもちろん、書や絵画も食事をする空間を演出するものとして位置づけた。魯山人館では、そうした作品群を約120点展示し、3か月に一度の展示替えで、収蔵品を順次紹介していく予定である。来館者は北大路魯山人の独特の世界を堪能することができる。

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