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HOME > ミュージアムレポート > VOL.46 > 既存の壁面展示ケースを大幅に改修し、展示環境を格段に機能アップ 泉屋博古館東京

第2展示室に新設した幅10mの壁面展示ケース。照明は上部に3本のライン照明、下部に1本のライン照明が設置されている。いずれも調光調色が可能で、色温度は2,700K~5,000K。上部にはスポット照明を付けることもできる。上の写真では、主に上部照明でライティングしながら、下部照明をほんの少し使って作品足元の明るさを補い、非常に均一なライティングを実現している。

ガラスは低反射機能を有していないが、照明が展示ケースの外に漏れないようにし、また、展示室の壁の色を黒にしたことで、映り込みはほとんど気にならない。

ガラスの開閉に内開き方式を採用したことで下部照明をガラスの外側に設置でき、展示ケース内に光源を置くことを回避している。

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