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最新の展示技術で進化する「世界を語る美術館」 東京富士美術館

学園都市・八王子の緑豊かな丘陵の一角、創価大学に隣接する東京富士美術館で2012年3月、開館30周年を間近に控えて、本館がリニューアルオープンした。2008年5月にオープンした新館が同館の多彩な収蔵品を常設展示しているのに対して、本館では海外文化交流特別展をはじめとする企画展が開催される。

海外文化交流特別展は、東京富士美術館のモットーである「世界を語る美術館」を象徴する取り組みのひとつだ。政治、経済、イデオロギーなどの違いを超えて世界の国々が平和共存するために、共通言語である文化の交流を推進するという理念のもとに、欧米、アジア、ロシアなど、地域や言語を問わず、毎年、開催されている。

その舞台である本館のリニューアルオープンを飾る企画展では、文化交流の名にふさわしく、日中国交正常化40周年を記念して「地上の天宮 北京・故宮博物院展」が開催された(上の写真)。

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