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信州、小布施の地で北斎の異才と出会う。 北斎館

葛飾北斎の晩年の大型作品である、東町祭屋台と上町祭屋台を保存・展示する目的で、1976年11月4日に開館した北斎館は、39年目を迎える2015年4月4日、大規模な増改築を済ませてリニューアルオープンした。北斎の肉筆画や浮世絵に特化したミュージアムであることから、床の間で掛け軸を眺めるように鑑賞できるよう、展示環境も純和風に設計されている。

増改築ではそのコンセプトを踏襲しながら、展示ケースを刷新し、照明設備をすべてLEDにすることで、北斎の作品が色鮮やかに蘇った。北斎館の立地する長野県の小布施周辺は、普段から観光客は多いが、中でも日本を代表する絵師、葛飾北斎の人気は際立って高い。北斎館には季節を問わず、多くの来館者が訪れている。

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