ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.33 > 絵画、アート、工芸、デザインなど、様々な美や技が共演する舞台 富山県美術館

11月16日からは「素材と対話するアートとデザイン」と併設して、2階フロアの「展示室2」で、同時期に富山県内各地で行われている国際北陸工芸サミットと連携した「ワールド工芸100選」展が開催されている。

国際北陸工芸サミットとは北陸の工芸の魅力を世界に発信するために、文化庁と北陸3県(富山県、福井県、石川県)が協力して、2017年度から2020年度にかけて行われるイベントである。初年度にあたる2017年は「THIS IS工芸」というテーマのもとに、富山県が主体となり開催。そのメインイベントとして、50歳以下の作家や職人、デザイナーなどを募集して「U-50 国際北陸工芸アワード」が行われた。

「ワールド工芸100選」展では、同アワードのファイナリスト6人の入選作品や、彼ら6人と北陸三県内の工房とのコラボレーションによる作品、さらには、選考委員がキュレーションした作家、富山や北陸の優れた工芸作家の作品が展示・紹介されている。

上の写真のとおり「展示室2」の片面には壁面展示ケースが設けられている。今回の展示では、工芸品や巻物、掛物、大型の屏風など様々な美術品を取り扱うが、上部照明を調光・調色(2,700K~4,000Kの幅で無段階)することで、様々な展示品に応じた適切なライティングを実現している。

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