ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.48 > 栃木市ゆかりの作品が並ぶ、地域に根差した鑑賞の世界 栃木市立美術館

独立展示ケースに収められた飯田清石の作品「盛籃 銘 太陽」。独立展示ケースの上部照明は従来、3本を「川の字」に設置するのが一般的だったが、この展示ケースでは4本を「ロの字」に設置している。そのために、光が作品のまわりから照射され、加えて、展示ケースの床面にバウンドした光が作品の側面を照射している。

その結果、写真に見るとおり、作品の側面が暗く影になることなく、クリアにライティングされ、展示ケースの床面に生じる影も最小限にとどまっている。また、光がケースの外側に漏れないようにコントロールできているため、鑑賞者自身がガラスに反射することもほとんどない(光がケースの外側に漏れると、その光が鑑賞者を照らし、鑑賞者がガラスに写り込んでしまうことが多い)。

Museum data
〒328-0016 栃木県栃木市入舟町7-26
栃木市立美術館
ウェブサイト https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum/

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