
HOME > ミュージアムレポート > VOL.54 > 組み立て式の免震テーブルで 安全性を考慮しながら多彩な展示を 愛知県陶磁美術館

2025年4月1日、愛知県陶磁美術館の本館がリニューアルオープンした。
1978年の開館から増改築を重ねて約半世紀。過去最大規模となる今回のリニューアルは、28万㎡の広大な敷地に点在する展示施設や作陶体験施設の改修工事を5段階に分けて進められている。美術館の顔である本館では、谷口吉郎建築のレトロモダンな意匠を残しつつ耐久性を高め、耐震・バリアフリー機能をもたせる長寿命化改修工事が主眼となった。
リニューアルオープン記念「新シュウ蔵品展-美術館シュウシュウのあれこれ」では、休館中を含めた2019~2024年度の新収蔵作品の中から厳選した作品を紹介した(同年5月6日に閉幕)。
写真は、現代作家の作品を紹介している地下展示室。中央は若手アーティスト・岩村遠氏の作品「Neo Jomon :Haniwa -Majin-」(2020年)。