
HOME > ミュージアムレポート > VOL.54 > 組み立て式の免震テーブルで 安全性を考慮しながら多彩な展示を 愛知県陶磁美術館

地震対策としては、前後左右に20cmずつ動く免震テーブルを連結させて組み立てる免震展示台を採用した。展示品の大きさや数に合わせて、単独もしくは連結して使用する。連結して使用する場合は免震テーブルをブリッジ金物でつないで天板を載せる仕組みとなっている。組み立て式なので、独立ケースに限らず、壁面ケースなどにも応用が効く。
写真は、2つの免震テーブルをつないで天板を載せた状態。独立ケースは、展示品を様々な角度から鑑賞できるよう、スペースにゆとりをもたせて配置している。右下の写真は、ケースを裏側から見たところ。中央の「赤絵玉取獅子図大皿」(江戸時代後期、犬山焼/丸山窯)は後ろからは、焼成工程で高台(こうだい)に残った目跡(めあと)を整えた痕が見られる。
〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館
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