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HOME > ミュージアムレポート > VOL.22 > ゴシック様式の趣をそのままに新たな情報発信基地が誕生 ハリス理化学館同志社ギャラリー

常設展示室・新島襄の人と思想

【常設展示室・新島襄の人と思想】

常設展示室「新島襄の人と思想」に一歩、足を踏み入れると、真っ先に目にするのがハイケースに納められた「自責の杖」。新島襄の生きざまを象徴する収蔵品である。

ここでは、新島襄の若かりし頃から、日本を憂いて函館から密出国し、アメリカのアーモスト大学やアンドーヴァー神学校に学んだ頃までの関係資料が紹介されている。密出国前夜に撮影した写真をもとに描かれた当時の肖像画、本人の直筆でぎっしりと書き込まれたアーモスト大学での数学ノート、正式なパスポートを得るために明治政府に提出を試みた「請願帰朝之書」など、いずれも青年新島襄の想いや行動力を伝えるゆかりの品々である。(常設展示は定期的に展示替えされるため、記述は取材時。以下、同様)

写真右手の壁面展示ケースは、今回のリニューアルに際して、この部屋だけでなく1階2階合わせて5カ所に延30mが導入された。気密性能は自然循環型。上部照明はLEDのベース照明とスポットライトの2種類で構成されている。また、スポットライトは手元のケース腰内でライン調光できるタイプと個別調光できるタイプの2種類を用意し、展示品に応じて使い分けている。

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