ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.41 > 近代以降の日本美術をつむぐ最先端の展示技術 京都市京セラ美術館

上の写真は、もともと事務所として使われていた部屋を改装してつくった小さな展示室。空調機器などが置かれていた2つの中庭を「光の広間」「天の中庭」に変身させたように、来館者に見せていなかった"裏方"スペースを活用した場所のひとつである。レトロな趣を残すこの空間にふさわしい作品を選んで紹介している。

鑑賞者の目線に合わせて、壁から突き出した台にアクリルボックスをかぶせる突き出しケースはオリジナル仕様。秘密の小部屋にこっそり足を踏み入れたような、新鮮で親密な雰囲気が醸しだされ、広い展示空間とはひと味違う作品体験ができそうだ。

  • Back
  • 01
  • 02
  • 03
  • 04
  • 04

↑ページの先頭へ