ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.49 > 作品のディテールまで明瞭に再現する最新の照明環境 三井記念美術館

「展示室5」の壁面展示ケースの向かいには、写真に見る大型の独立ケース(900mm×1,500mm)が2基置かれている。この独立展示ケースの上部照明の特長は、従来、3本の光源を「川の字」に配置していたものを、四辺の枠に沿ってLEDを「ロの字」に配置し、さらに「ロの字」の中央にパネル型の面光源を置いたことである。

お茶碗のような作品を展示する際、「ロの字」の光源からのライティングによって、作品の下部(高台脇あたり)まで光がまわるようになり、下からのスポットライトで補わなくても、暗い影が落ちることはない。さらに、中央の光源によって、お茶碗の内側もしっかりライティングできる。

  • Back
  • 01
  • 02
  • 03
  • 04

↑ページの先頭へ