ミュージアムレポート

HOME > ミュージアムレポート > VOL.49 > 作品のディテールまで明瞭に再現する最新の照明環境 三井記念美術館

「展示室6」は、スペースの小さな展示室で、3面に壁面展示ケースが備えられているが、上の写真に見るとおり、その壁面展示ケース自体も小型である。とくにガラスから背面までが20cm程度しかなく、非常に奥行きが浅い。

この特徴ある壁面展示ケースは、三井記念美術館が世界に誇る切手コレクションを展示するために特注で製作したものだ。上の写真では小さな作品が展示されているが、切手のほか地図や浮世絵なども展示されることもあり、作品の間近にまで目を近づけて、ディテールを鑑賞することができる。

照明はごくシンプルに上部にライン照明が1本通っているだけなので、均斉度高くライティングするのはなかなか難しく、場合によってはスポットライトの補光が必要になる。

Museum data
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
三井記念美術館
ウェブサイト https://www.mitsui-museum.jp/

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