HOME > ミュージアムレポート > VOL.24 > 文化と歴史の殿堂で、日本の美の神髄に触れる 東京国立博物館
【本館15室 歴史の記録】
高さ3m×幅2.7mの全面ガラスの大型ハイケース。今回のリニューアルでもっとも大きなガラスが採用されている。これほど大きな高透過・低反射合わせガラスは、日本では加工できないため、欧州から輸入されている。
歴史資料は非常にデリケートなため、展示ケースの存在は必須である。今回、大型作品のための展示ケースを開発したことで、これまで大きすぎて展示に制約があった作品も、一般公開できる環境が整った。
ちなみに、この展示ケースにおさめられている絵画「中尊寺金色堂実写図(東南隅巻柱)」(木村武山模 明治30年・1897年 西山亮教氏寄贈)は、8週間展示されたのち、次に見られるのは2年以上先となる(※展示は終了しました)。